芳文社77円セール 雑感

芳文社77円セールで購入したマンガを粗方読了したので感想(未満)を綴っていく。といっても過半数はセール以前に既に読んでいたマンガなのでちゃんと感想を書いたのは『城下町のダンデライオン』と『ぼっち・ざ・ろっく!』くらい

 

城下町のダンデライオン

1巻時点での感想は「読み辛い」ただこれに尽きる。茜様のアクションシーンなんか躍動感はあるのに4コマの狭いコマのせいで台無しになっているので勿体なく感じた。4コマのフォーマットよりストーリー形式の方が合ってるのでは?と…
そう思っていたら、2巻以降どんどん読みやすくなり、また巻数を追う毎に櫻田家への愛着が増し、作品に没入していった。5巻の途中でストーリー形式に切り変わったのはちょっと面白かったが、先生の「アンジェリカの物語を描くにはこうするしかないんだ!」という熱い思いはしっかりと伝わったし、実際ストーリー形式になったことで更に作品への没入感が増して読後の満足感が非常に高いものになった。

またこの作品、サブキャラクターも魅力的で自分は綾瀬さんが特にお気に入り。遥様にとにかく一途で猛アタックするが全く歯牙にもかけられない姿が可愛らしい。
5巻で初めてあとがきが掲載されており最終巻?と思ったがどうやら長い休載に入ったらしい。城下町のダンデライオンの続きを気長に待ちつつも、春日歩先生のストーリー形式の漫画を是非読みたいという気持ちでいっぱい。


ぼっち・ざ・ろっく!

見せ場シーンでのフォーマットの破壊っぷりが見事でカタルシスすごい。そのまま2巻も購入した。
「自己肯定感が著しく低い人物が周囲の意気消沈さを見て大胆な行動をとり結果として成功に導く」ストーリー展開はベタではあるかもしれないがとても熱く、さらに前述のフォーマットの切り替え(4コマ→ストーリー形式のようになった)を用いた演出によってそのストーリー展開が何倍にも魅力的に写り、心を掴まれた。
あのような一種絶望的な状況下でこんなロック行動をとれるぼっち(主人公)の姿は正に『ぼっち・ざ・ろっく!』というタイトルを体現していたように思う。
話は逸れるがそんなぼっちの姿をみてアニメ『22/7』3話での滝川みうを連想した。この3話は上述のストーリー展開と似た展開がなされているエピソードで、『僕は存在していなかった』という「自分に自信が持てず俯いていた“僕”が前を向くまでの過程を歌った」歌を扱った演出が素晴らしく心を揺さぶられたエピソードだ。ストーリーの大味さや人物描写が肌に合わずまたアニメで描かれた滝川とニコルの関係性が気に食わないため、ハッキリ言ってアニメ『22/7』自体は趣味じゃないのだが、この3話はとても好きなエピソードだ。(話が逸れ過ぎた)

なんとなくアニメになるとした桜井弘明監督*1×武蔵境方面*2制作が思い浮かんだ。ぼっちの慌てっぷりは桜井監督の演出に合いそうだと思ったからだ。

 

キルミーベイベー

どしたのわさわさ

 

ローカル女子の遠吠え

マンガタイムスペシャルを購読していた頃よく読んでおりセールになっていたので購入した。

内容をザックリ説明するとUターンで地元静岡に帰ってきたOLが静岡ローカル話を解説するマンガ。

 

みそララ

紙の方で全巻所持しているが、電子で読みたいな思っていた矢先セールが開催されたので大変よかった。

 

 

 

 

もっと買っとけばよかった

*1:桜井監督はベーシストであり、ライブハウスにもよく出没されてるらしい

*2:「作画大変になるだけだし、京都方面なら出来るけど武蔵境的にはキツイんだよ!振り向く動画だけでも厳しいんだよぉ!!」